わが子のあゆみ から

「心のふるさとをつくること」

垂井町立北中学校PTA 桐山 太輔

 15歳の子供の親として、その15年私はどれだけの成長をしてきただろう?ものごころある大人として15年、子供のように学び、身につけ、たくましく育つことができただろうか?

 日々の生活に追われ、決して成長に値し得ない人格を持ち、子供の成長に気付かずにただ、時間を費やしてしまったと、反省する一人の父親として、今私ができる小さな活動、そして、大きな夢。

~子供達に残せる心のふるさとをつくりたい

子供の頃、私が住む垂井町は自然豊かで、四季折々の景色、土手を真っ赤に染める彼岸花、小川を飛び交うホタル、もぎたてのトマトの甘かったこと。通学路ではいつも叱ってくるおじさんがいたり、出店がたくさん並ぶ夏まつり。今でも、鮮明に覚えている。傍らに手を引く両親の姿も。地域のおじさん、おばさんも。

思い出すだけで、心が洗われ懐かしく思うそんなふるさとを、どうしたら子供たちに残すことができるだろう?

小学校本部役員の経験から、今できる私なりの3つの心構えは・・・

一つ、目を見て話をすること。仕事中心になるとどうしても意識が子供達に向かない。たった少しの時間でも、話の内容はなんだっていい、聞いているよ、今はあなたを見ているよと、真剣に向き合う姿勢をつくること。

二つ目は、子供達の個性、人格を認めてあげること。子供ながらに考えた発想豊かで危なっかしい意見や行動を、まずしっかり受け止めてやること。頭ごなしの否定や矯正はせず、助言や経験談を織り交ぜ、後ろ盾となり背中を押してあげること。

最後に、私らしい生き様をみせること。仕事に対する姿勢、地域活動に参加する姿勢、いろんな場面で向き合う父親をみせること。

責任だったり、失敗だったり、喜びだったり、一生懸命打込む人間らしい姿をみせること。

そしてなにより、一人で生きていない、すべてに支えられて生きていることを感じてもらうこと。学校、地域、そして家庭。「おかげさまで」成り立っているということ。

「心のふるさとをつくること」は、いつでも飛び込める大きな愛情、そして、親と子、地域それぞれが一緒になって成長していく過程、思い出が、帰りたくなるやさしい場所をつくることかもしれない。


岐阜県が発刊しているわが子のあゆみへの寄稿。

遠く離れる皆様からの反響が多く、子供への関心の高さが身につまされる。

いったい世の中の父親と呼ばれる男たちは、何を思い、何を考え、生きているのか?


ま、人それぞれだけど、それぞれの価値観の中生きてるんだよね。

この文章を読んで、僕も感動しました(笑)

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コメント: 2
  • #1

    m2 (金曜日, 17 7月 2015 23:45)

    自分が子供だった頃、見て感じていた○親像と、自分が親になって感じる○親像…あの時わからなかった気持ちが今分かる。そう考えれば、見てきた姿を追いかけて親になり、子供もまた後に続く。子供にそうしてもらえているのかも。後に続いてもらえるそんな人間でありたいと思う。そんな小さな歩みが自分の感じた古き良き風景をあとに残していけるのかな、と。

  • #2

    Chiquita Meli (金曜日, 03 2月 2017 04:27)


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