看脚下

およそ20日。

ブログの更新ができずに過ごしてきたことを深く反省します。

仕事に対する姿勢、物事の流れ、お客様への考え方

いろんなことが大きく変化する20日間を過ごさせていただきました。

今日、7月15日。

もう一度、すべてのことにおいて前に進む準備を整え、ブログに向かいます。

もちろん、仕事、お客様、協力業者の皆様、すべてに対して。

午後から大垣の現場に向かう際、普通に止まる信号待ち。

ある社長の言葉を思い出し、口ずさむ。

「じいちゃん、ばあちゃん、ありがとう。信号待ちのたびに口ずさむんや」

久しく言ってない、先祖への感謝の言葉。

毎日仕事に行く前に見上げる遺影には心の中で思ってる。

でも、口に、言葉として発するのはほんとに久しぶりになってた。

「じいちゃん、ばあちゃん、ありがとう…」

信号待ちして、口ずさんで、恥ずかしながらボロボロ涙が出た。

 

記憶がよみがえる。

 

今までやってきた仕事。出会った人。代が変わってからの桐建の流れ。

すべて出来事、人とのご縁が一つになる。

あの時、こんな出来事があったけど、次の出来事で救われてる。

あの出来事があったで、今の考え方が生まれてる。

あの人に会って、こんなこと言われたで、現在の自分が成り立ってる。

 

得体も知れない、大きな流れがそこにあって、今現在の自分がいる。

「生かされてる」

どんなに粋がっても、どんなにつらくても、どんなにたのしかっても。

今、生かされてる。作られた、つなげられた「縁」で、今、  ここにいる。

 

そのことが、あの信号待ちでようやく分かった。

だから、今はほんとに「ゼロ」だ。

気持ちが、心が、素直に「ゼロ」だ。

大きな力で流れる僕の、桐建のこれから。もう、間違わん。まよわん。

ただ、生かされる「今」を、胸を張って生きたい。

後悔はするかもしれん。でも、「今」をしっかり、地に足をつけて。

精一杯、前を向いて。進む。

必ず、その得体も知れない「チカラ」によって導かれるから。

 

3年前に現在の事務所と、隠居を交換するために、引越しをした。

その時にでてきた、白い箱の中身。

ばあちゃんがどこかから買ったものだそうだ。

今は、箱から出され、事務所の中心に飾ってある、一枚の板。

書かれた文字は

 

「看脚下」

 

足元を看よ。自らの根源を確認せよ。地に足はついているか?

3年前から、今、悩んでた僕の知るべき答えが、ほんとすぐそばにあった。

 

もう一度、確認しよう。

桐建として、何を目指してこの業界にいるのか。

一人一人が、もう一度。脚下を看よ。